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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
今一度、どうにも微妙な場面にいます。 翌日は再び森へ向かう。ガーシアは言うとおりにやってくれていた。森には強い結界が張られ、人間を寄せ付けない雰囲気になっていてウルバが一瞬ひるんだくらいだった。 「さすが」 エルフの集落はウルバを受け入れた。それにはアニムも驚いたが、アニムが一緒ならば良い、とガーシアは長と話をつけてくれたらしい。物珍しげにウルバはあたりをきょろきょろと見ていた。一方で、人間が入ってきたとエルフたちは家からこっそり様子をうかがっている。 ガーシアはアニムたちを長の家に連れて行った。 「本当に人間たちがここへ来ようしているのかい?」 と、長。落ち着いた三十代くらいの女性に見えるが、二百歳ほどのエルフだという。 「ここは人間との契約で守られている。契約が破られたらどんなことになるのか、私もわからない。ガーシアから話は聞いたよ。森のはずれに住んでいる人間が契約者と関係のある人物だって。協力してくれると聞いたよ」 「小生が思うに、首謀者にはこの結界を破る何かを思っていると思うのだ」 でなければ、エルフに対抗しようと思わないだろう。 「だから、本物の化物が欲しい」
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