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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
この前もあったな、と。 使用人らしい男に案内されて、三人は屋敷内を見回す。特にガーシアは言葉には出さないようにしているが、物珍しい様子だった。 「こちらでお休みください」 部屋の中は簡素ながらも上質なソファーとテーブルが置かれていた。 「お座りください。今主を呼んでまいります」 初老の男が去るとアニムは座り、続けてウルバも座る。ガーシアは迷っていたがアニムに促されて座った。 「今のところ、変わった様子はなさそうだな」 ウルバは一度は座ったが、部屋の窓を見るために立ち上がり窓まで歩いた。窓の外を眺めている。ガガーシアもまたソファーやテーブルを見ていた。壁紙や絨毯も気になるらしい。 「怪しくはない。多分」 外を眺めつつウルバは言った。 「どんな主人が現れるか、楽しみだのう」
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