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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
今日の朝は雨でした。なんとも暖かで、下は水浸しでした。 森の外れにあるその屋敷は閑静で獣などの被害があるとは思えなかった。外れということもあり、木々は少なく日の光も届いている。更にアニムには結界が張られていると感じられた。 「きれいだな」 ウルバが言った。獣の気配がしないからそう口にしたのだろう。ガーシアは不審に思っているようであたりをきょろきょろしている。 「結界だ。獣が寄り付かないようにしているようだ。しかし、依頼は獣退治ではなかったか?」 「そうだ。どうしてあんな大掛かりな」 「とにかく、入ってみようか?」 「え、どうやって?」 アニムはまず入り口、玄関を探した。そして、呼び鈴を鳴らす。ややして、初老の男が扉を開けた。 「どちら様でしょうか?」 アニムは弱々しく答えた。 「道に迷ってしまったようだ。ここから森を出るにはどうしたらよいか、教えて欲しいのだが」 「そうですか。それは大変でございましたね。どうぞ少しお休みくださいませ」 「いや、しかし、それでは申し訳ない」 「いいえ、いいのです。主も話し相手が欲しいようなので。もちろん、お連れ様も」 「ありがとうございます」 こうして、三人はそつなく屋敷に入ることができた。
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