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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
テレビも音楽もない方がはかどる。 ウルバとともにまた街を出て、森へと入る。案の定エルフたちは出てこなかった。 「この辺かな?」 アニムは大声で叫んだ。 「ガーシア、出てきてくれ! 小生の友人だから」 「!? なんだ、アニム? いきなり」 ウルバはややうろたえたが、アニムはなおも叫んだ。 「大丈夫だ、彼は味方だ」 それでもガーシアは姿を現さない。 「やはり、ダメかもしれんのう。このウルバなら十晩は面白い話を聞かせてくれると思ったのだが」 そうつぶやくと、茂みから腕が伸びて、アニムの腕を捕まえた。 「そう来たか。ウルバ、何も言わずついて来い」 「え? ああ」 アニムは腕を引かれるまま、ウルバはただ黙ってアニムのあとをついていった。
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