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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
それまであんまり利用したことはなかったのですが、良いところでした。区切られたスペースが多数あって勉強しやすい。そして、なにより静か。図書館だから。 ウルバとの話は宿屋ですることにした。 「ちょっと待っててくれ」 盗聴防止のための簡単な結界を張る。まず、これを破れる人間はそういないだろう。 「よし、いいぞ」 ウルバは頷いて話を始めた。 今回の依頼人は街のはずれに住む貴族からだった。最近その貴族が住む屋敷の周りに獣が住み着くようになったのでその駆除の依頼だった。その貴族が住むのは街の近く森の中にある。 「そんなところにどうして住んでいる?」 「なんでも養生するため最近になって住み始めたらしい」 「なるほどのう、だから……」 その森にエルフの集落がある。最近になり人間の出入りがあるのはそのためなのかもしれない。 「だけど、森に獣が住まうのは当たり前だろう」 「それが異常に多いからって依頼することにしたんだってさ」 「これは、その貴族の方に何かあるな」
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