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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
台風とは関係ないようだけど、今日は風の強い日でした。 「山口? 誰と話してた?」 そう声を掛けたのは小学校から一緒だった皆本静夫だった。なんだか風呂が好きそうだが、そうでもないらしい。 「え?」 「一人で喋ってたからさ」 こいつはいいヤツで、あの時もからかうってことをしなかった男だ。 「ああ、いやちょっと独り言を......」 「ならいいんだけど。前のように脅えているようじゃないからさ言うけど、彼女は他人に見えてない」 「!?」 「俺もよく見えないけれど、アレはお前の視界に溶け込んでいるだけで、彼女は実際見えないはずの存在だから」 そう言って静夫は自分の席に戻った。
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