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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
でも夜になるにつれ、寒くなるんだよ、これが。 幸いこの学校の中はきれいなものだった。影は見えども何かが出来るわけじゃない。師匠によると残留思念のようなものだという。しかし、月に一度現れる大きな存在がある。 「こいつは驚いた。これは俺にも何もできないね」 師匠は言った。一ヶ月に一度二十五日の夕刻にそれは現れて、26日の朝方に消える。 「神様?みたいな存在なんだろうな、あれは」 「神様?」 「仏さんとかそういうんじゃなくて、昔からいるような......土着信仰ってやつか? 悪いものじゃない。守り神みたいなものだ。今は、少なくとも」 「じゃあ、ほっとく」 「そうだ。あと、アレもほっとけ」 「アレ?」 師匠が目を向けたのは、ごくごく普通の女子生徒だった。確か同じクラスの女子だ。 「アレは半端ない力を持った娘だな。なんつう学校だ、ここは」 師匠は呆れて校内を出て行った。ちなみに師匠は俺の叔父として来年度に子どもが入学する(かもしれない)というので見学してみたいと言って来た。
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