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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
デナリさんの憂鬱? 「キャンディがかまってくれないんだもん」 お互い、喧嘩することはないようなのですが、キャンディとも仲良くなるといいよ。 オークションの会場は某貴族家の屋敷の地下。俺たちはこっそりと忍び込んだ。しかし途中で護衛に見つかってしまった。 「なんだ、お前たちは?」 こんな時でもアニムはぬけぬけと言う。 「俺たちは、見張り番の者だ。今夜出す人魚の相手をするよう雇われた」 「ああ、なんだ。ウィンテッダーか。こっちだ」 よくわからないが納得されて案内された。不思議だ。人魚がいる部屋の一室へ案内されて一喝された。 「またきやがったな! てめーら!」 人魚がそう怒鳴った。部屋の中央に水槽。人間大の人魚がすっぽり収まる縦長型で、その人魚は水面から顔を出している。 「こんちくしょー! ここが海なら引きずりこんでサメのエサにしてやる!」 なんとも口の悪い人魚だった。周りには気を失った男たちが転がっている。人魚の歌で心地よく眠っているだけなのでほっといた。 「じゃ、頼むわ」 案内した護衛はすぐさまドアを閉めた。 「それとも、○○を○×して○○してやるか!」 えげつない言葉でまくしたてる人魚。顔は可愛い。 「待て、小生たちはお主を助けに来たのだ」 「ウソだ! ウォンテッダーなんて信じないわっ! あんたらも眠ってればいいわっ!」 「いまだ、バルク、歌え!」 「あああ!?」 なんで知ってんだ? とにかく歌った。国でよく歌われる歌。麦を育て火に感謝し海を愛するような歌詞。よくわからないが、人によればこれは『うたう』というより『がなる』というほうが正しいらしい。 「麦は酒にな〜り〜てっ! 火は魚あぶりて香ばしく〜!」 歌い終わると、人魚は涙をこぼしていた。
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