気まぐれ日記
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2012年02月11日(土)


 デナリさんの憂鬱? 「キャンディがかまってくれないんだもん」
お互い、喧嘩することはないようなのですが、キャンディとも仲良くなるといいよ。




 オークションの会場は某貴族家の屋敷の地下。俺たちはこっそりと忍び込んだ。しかし途中で護衛に見つかってしまった。
 「なんだ、お前たちは?」
 こんな時でもアニムはぬけぬけと言う。
 「俺たちは、見張り番の者だ。今夜出す人魚の相手をするよう雇われた」
 「ああ、なんだ。ウィンテッダーか。こっちだ」
 よくわからないが納得されて案内された。不思議だ。人魚がいる部屋の一室へ案内されて一喝された。
 「またきやがったな! てめーら!」
 人魚がそう怒鳴った。部屋の中央に水槽。人間大の人魚がすっぽり収まる縦長型で、その人魚は水面から顔を出している。
 「こんちくしょー! ここが海なら引きずりこんでサメのエサにしてやる!」
 なんとも口の悪い人魚だった。周りには気を失った男たちが転がっている。人魚の歌で心地よく眠っているだけなのでほっといた。
 「じゃ、頼むわ」
 案内した護衛はすぐさまドアを閉めた。
 「それとも、○○を○×して○○してやるか!」
 えげつない言葉でまくしたてる人魚。顔は可愛い。
 「待て、小生たちはお主を助けに来たのだ」
 「ウソだ! ウォンテッダーなんて信じないわっ! あんたらも眠ってればいいわっ!」
 「いまだ、バルク、歌え!」
 「あああ!?」
 なんで知ってんだ? とにかく歌った。国でよく歌われる歌。麦を育て火に感謝し海を愛するような歌詞。よくわからないが、人によればこれは『うたう』というより『がなる』というほうが正しいらしい。
 「麦は酒にな〜り〜てっ! 火は魚あぶりて香ばしく〜!」
 歌い終わると、人魚は涙をこぼしていた。
 


草うららか |MAIL

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