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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
妹が貰って来たキリスト系の書物。どうも宗教お兄さんたちの話を三十分も聞かされたらしい。これが一度目じゃない事も付け加えておく。妹がそのため機嫌悪かったので、一つの家庭の和が乱れるのでもう話しかけないで欲しい。 『拝啓、キロルおにいちゃん。向こうは暑いようですけど、元気ですか? まだ名前はない妹より』 真夏の本州......ホッキョクグマには辛い季節じゃないか? 更にアレクは見る。八郎にとってはもう充分だった。亡くなった妻と行方不明となった娘のことを告げられたことでアレクの能力は発揮していると思える。 「これからのことですが、大きな事件が起きそうです。もしかしたら、あなたと同じ世界の方が何か起こそうとします。気を付けてください。私も、力になりますから」 アレクの占いは終わった。 「思ったよりも見やすかったです。ご協力ありがとうございました」 「ああ」 その時、寝室の部屋のドアが開いた。 「アレク来てたの?」 「ええ、おはようございます」 「おはよう、ハチさんもおはよう。お腹空いた」 「今日は昨日の残りのパンだ」 「じゃあ、いちごジャムたっぷりがいいな」 「そこ座って待ってろ」 「うん」 そんな仲の良い姿をみてアレクは羨ましく思った。
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