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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
あまり使った事が無い言葉のため、一応調べる。意味は『ありのまま』 気づけば、首都だった。首都玄関口:イストキャスト。ヴァリーには見覚えのある場所だった。 「本当に着いた」 「ここが」 「首都か?」 溺れたような感覚がしてから気を失い、気づけばここに。しかし、マグナは視覚が無い為、水の中に突き落とされたという感覚は無かったという。 「最後の最後まで、からかわれた」 プロテクトはしているはずなのに、とヴァリーは奥歯を噛み締めた。 「向こうが何枚も上手だったってことか?」 「うーん、ま、いいんじゃない? とりあえず今日は森を抜けたってことで、宿探したて、美味しいもの食べて免許更新に備えようよ」 エーコはのんびりとした口調で言った。 「そうだ、それがいい。長い事訳わかんねェ森ん中だったから、エーコの言う通りにしようぜ」 ビリアと二人、張り切って玄関口へ向かう。 「あの森の中は、妖精に優勢の魔力が満たされた? 違わないか?」 と、マグナはひそひそとヴァリーに伝えた。 「ああ、そうだった。それでも俺の魔力が通じると思ったが......どうやらマスタークラスの奢りだったようだ」 それを聞いたマグナは少し笑った。 「何がおかしい」 「いや、あなたも人なんだなって」 「いかにも、俺は人だよ。アンタにはどう感じるのか知らんが......」 「魔力をまとっている。それも強力過ぎて本質を覆うくらい」 「......気味が悪いか?」 「いいや、気を悪くしないでくれ」
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