|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
更新します。 「自己紹介も済んだことだし,今日はお祝いだ。俺がおごる。旅立ち前夜はそれに限る。厄払いでもあるからな。ただし,飲み過ぎるなよ」 「おうよ」 「えへへ,今日だけダイエット考えないで食べよ」 「……いただきます」 そうして,二時間後ヴァリーは後悔した。 翌朝,一行は出発。 「まずは,港に向うぞ」 「その前に!」 と,ブリア。 「なんだ?」 「ヴァリーさんよ,あんたの免許更新が終わったらそれまでか?」 「そうね,それははっきりしたいわ」 エーコも参加した。マグナは黙っている。 「俺たちだって,向上心ってなもんがあるんだ。この旦那(マグナ)だって呪い解くためにハロパーで大人しくしてるわけにはいかないんだ」 「つまり,免許更新後も冒険しろと?」 「そういうこった」 ヴァリーは少しとまどった。 「……俺で構わないのなら,いいが」 「なんで? マスタークラスがいたら心強いわ」 「そのマスターというものがどういうものか,考えたことあるか?」 「わかんねーな,俺たちがいいって言ってんだから,いいんだよ」 「わかった,まあ,理由はそのうちわかるだろ」 更新まではそれを考えるまいとヴァリーは思った。
|