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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
貯金の話です。 「......あ、あれ?」 「大丈夫か? お前」 つとめてオーフは平静を装った。 「あの方々は?」 「ああ、お前が殴られて倒れた後、俺が片した。まあ、やり方はお前の意には沿わないだろうけど、俺にはまず無理だから勘弁してくれ」 「......あなたも本当の事を言ってくれないのですね」 オーフはそれを無視した。 「さ、早く戻りましょう。フレクアさんがお腹空かせてると可哀想ですから」 宿に戻り、ゼデューが台所を借りてパン粥を作る。ミランはフルーツを切った。数時間ほどしか休んでいないフレクアだったが、顔色が良く調子は戻って来てるようだった。 「わあ」 「ゼデューが作ってくれたのよ」 「ありがとう、ゼデュー」 「いいえ、フレクアさんに比べたら、僕は大したことをしてませんから。これくらいのことをしないと」 フレクアは一口食べて、「とってもおいしい」と伝えた。 「いいのよ、ゼデュー。あなた、よく言うでしょ? 人には得意不得意があるんだから。私にはこんなおいしいパン粥は作れない」 「......はい」 フレクアの体調は二日後には良くなった。ただ、しばらくそこで賞金稼ぎすることになる。
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