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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
地元で年に一度の大きな祭です。 一巡目、そいつらはやって来た。 「今年はカップルが多いな」 望念は思ったことを口にした。この望念も実は妖怪の類いなのだが、網念の弟子である以上、網念を越える妖怪ではない事は確かである。 「あ、望念さん、今晩は」 貴乃だった。一緒に田学一の頭脳、野田晴仁がいる。 「やあ、貴乃ちゃん。デートですか?」 「え、いや、はい、そういうものです」 「あれ、なんか怖いとか言ってなかった?」 「やだあ、野田君、もう、私、こんな震えちゃってるんだから」 貴乃の正体を知っている望念はやや呆れ気味に見ていた。ちなみに入場料は二百円である。
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