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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
マジありえねー。 「全然、覚えてない」 ブロードはカーテンの隙間から幼き日の自分を見る。 「誰かいる!」 幼い兄が叫んだ。 「え?」 「そこにいるの、誰だ!」 隠れているカーテンに向かっている。 「出てこい、ドロボウだったら言いつけてやる!」 威勢の良い声がホールに響いた。 「ちっ、うるさいガキンチョめ」 兄は呟いて、また魔法を発動させようとする。 「お兄ちゃん、魔法だ!」 「なんだって!? 逃げるつもりだな」 きっと、幼いとはいえ兄のことだから危険を顧みず飛び込んでくるにちがいないと踏んで、ブロードは兄を止めた。 「待って、ここは大人しく出よう」
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