|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
来た年賀状少なかったよ......。 田中学院大学部二年、田中玲子。理事長の娘である。 恋多き乙女と言いたいところだが、惚れっぽいところのあるだけで、性格は乙女というものではない。ただいま、高等部ニ年、岡崎良介に気があるようである。 ただし、岡崎良介には彼女がいる。学院七不思議の一つでもある。その相手、同じく高等部ニ年、倉本綾名。ストレートの黒髪の美人、大和撫子とされ剣道部の女主将である。そんな彼女が、何故かオカルト研究部部長、岡崎良介という田学でも1、2を争う変態と付き合っているというのだから七不思議とされている所以らしい。 「そういうわけで、東さん。お願い」 「先輩が? 部長を?」 中等部ニ年、東可奈。魔女と噂される少女で、オカルト研究部部員である。 「可奈ちゃんの魔術でどうにかならない?」 「人の気持ちはどうすることもできません。お引き取りください」 「お願い、します! これを逃したら、私、誰も好きになれない......」 「いえ、先輩なら大丈夫です。すぐ代わりがいます」 「どうしても、ダメ?」 「ええ、私にはどうすることも......」 「これでも?」 玲子は懐から写真を取り出す。隠し撮りされた秀介の写真だった。 「わかりました。ただし、人の心までは変えられません。心持ち、少しだけ先輩に向けられる程度ですよ。あとは上手く進めてください」 「ありがと! 可奈ちゃん!」
|