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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
今年も海へ行けず。 「あの、まず名前を伺ってもよろしいですか?」 ブロードが棒読みで言った。 「ああ、僕はキュプラ=アクロ。覚えておいてくれ」 「嫌です」 ブロードはまた魔法を発動させようとする。が、起こそうとした魔法が消失した。 「妖精使い?」 「そうだよ。でなきゃ、シルクちゃんに妖精憑けられないでしょ? 君には強力なのが憑いている......いや、融合しているから憑けられないけれど、さて、どうやって君を連れて行こうかな?」 キュプラはとぼけるように言った。 「そうだ、この子に憑けよう」 キュプラがアプリに目を留めた。 「アプリさん、逃げて!」 「えっ?」 アプリに虚脱感が襲う。剣の柄を握りしめていた手が動かくなった。 「な、に?」 「ちょっと妖精を憑けただけだよ。足止めさせてもらう。で、シルクちゃんも来る?」 彼女はおびえて首を振る。 「そう、残念だ。まあ、いいけれどね。ただ、君に来てもらいたいんだ。君のその魔力が欲しいだけなんだよ」 「そんなに欲しいなら、あげるよ」 ブロードはため息をついてから言った。
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