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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
多分言っちゃいけない言葉。 「シルクさん」 彼女が振り向く。 「食事、お腹空いていない?」 「もしかして、パン粥を作ってくれたの?」 「うん、アプリさんが」 「そう。あの子、とても気が利く子よね」 トレイをベッド脇のテーブルに置いた。 「何を見てたの?」 「え? ああ、外の様子を。ここはとても小さな町だったのね。どうやってここまでたどり着いたのかよく覚えてないの」 「今まで......妖精に取り憑かれる前は?」 「ジョウロフェンツァの郊外で親戚の家で暮らしていたの。ホリエステ家はもうないから」
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