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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
老先短い爺婆が贅沢するのはいいのかと。 その頃、ブロードは一人で過ごしていた。 レイヨンが休んでいる間は自由にしていいと言われているため、レイヨンがたまに読んでいる本(恋愛小説)をパラパラとめくっては暇そうにしていた。 時折に剣に宿った妖精が歌ったり、世間話をしたりしているのに耳をすます。 「ねえねえ、二件先の猫がさ、また妊娠したんですって」 「ふーん。今度は何匹生まれて来るのかしら?」 「五匹ね。一匹は死産するわ」 「未来が見えるって、便利ね」 「ふふん。でも私の取り柄はこのくらいだから」 などと、本当にたわいもない。
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