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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
いつ終わるか分からん状態です。 「そいつを売ってくれないか?」 後ろから声がした。 「ここが魔剣が売られるという有名な店なんだと聞いた。是非、売って欲しい。金なら言い値を出す。頼む」 商人風の男が言った。 「これはレイヨンのものだから」 「君がその剣をこの店の主人に売っていることも知ってる。もし、今持っている剣があれば私が買いたい」 「残念だけど、俺、レイヨンにしか売らないことにしている。もし欲しかったらレイヨンに直接言ってくれ」 「わかった。では、主人の手が空いたら伺おう」 商人の男はブロードの隣り一つ席を空けて座った。 「何か飲むか?」 レイヨンがすかさず声をかける。 「ブランデーを。あとつまみを数品」 「はいよ」 すぐに作ってつまみとともに出す。 「で、ブロード君。あの剣は何?」 「ああ、あれには苔妖精が憑いている。斬ったらそこから苔が生える」 「へえ......」 へんなの、と言い出しそうになりアプリは口を噤んだ。当人を目の前にして言うのは失礼だと思った。
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