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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
だから、歳なんですってばっ! クイーンエルフ(仮) *タイトルからしてうさんくさいんですが、「いいタイトル思いついたらそれにしよう」的な心持ちでいたら結局思いつかずこれになってしまったという話。実は『エルフ』があまり関係なくて後付けにした気がする。マサルさん的に「(仮)ってなんだー!?」ていうもの。 今日もありませんように。 彼女はそう祈りながら見回りに出た。まだ肌寒い季節、マントで全身を覆いやや幼い顔だけは隠さず出ていた。ふわりとした黒いセミロングの髪と黒い瞳。この辺では少ないが彼女はあまり気に入っていない。金の髪や栗色の髪が良かったと思っている。 そんな彼女が最近祈っていることが『今日もありませんように』というものだった。 ありませんように。 上流から流れ着く死体のことだった。 月に一度の割合で流れてきた。流れが緩やかで滝などがないから上流から流れてくる割にはきれいな死体。城の近くの河原に流れ着く。 毎朝それを確かめるのが日課になっていた。 今までで三人。一人目は何かの事故だと思った。二人目は偶然が重なっただけと思った。三人目は、誰かがもしかしたら......と思った。 確率的には今日はもしかしたらあるかもしれない。彼女は憂鬱だった。死体など見たくないのが普通だ。 彼女もまたそんな普通の少女だった。
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