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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
もうね、何も書くことなんかありゃせんのよ。 「じゃあ、俺たちは何をしたらいいんだ?」 キヨミズが尋ねた。ケガを負った腕には包帯が巻かれていた。 「国王を改心させることですね」 「んじゃ、殺すか」 「キヨミズ!」 ハーマスが声を上げた。 「君は血の気の多いようだね。君の乙女は......そうか、ユリか」 「ユリを知っているのか?」 「ああ、彼女がああなったのは私のせいだ」 「へえ、そうかよ」 キヨミズの剣がきらめく。しかし、ユリがキヨミズの前に立ちはだかった。 「なんだよ、ユリ」 ユリは首を振った。 「わかったよ、そいつは生かしておく。よかったな、おっさん」 「キヨミズ、ここでは剣を振るな。床が汚れる」 ハーマスが言った。 「エンリャク、もしお前が妙な動きを見せたら、私が自分の剣で始末する。キヨミズも、私の獲物に手を出すな」 「そっちかよ、おばさん」
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