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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
もう、二月ですか? ユリは無表情に剣乙女の剣を奪った。刃を握り無理矢理乙女から奪った。その際、刃を握った手からは血が滴り流れ、地面に黒いしみを作る。そして剣を持ち替えて斬りつける。 「ぎゃっ!」 乙女たちがユリに向かった。キヨミズもまた乙女に向かって斬りつける。 「なんて子! 半分飲まれているというのに!」 乙女たちはユリを抑えようとする。ユリが奪った剣は消えていた。剣を持って生まれた乙女が息絶えた証拠だった。三人となってしまった乙女はまだ二人に襲いかかろうとする。 ユリを守る為にキヨミズは三人を相手にした。 「くそっ! 人質なら良かったよ! こんなことしなくてもいいのに!」 「ごめんなさい! 私は、兄さんと母を人質に取られているの!」 「俺は、妹と母親をとられたよ!」 横から襲いかかって来た乙女を薙いでユリはまた無理矢理もう一人の乙女から剣を奪ってその剣で刺した。 「悔しい。私は悔しい。会えもしない兄さんなのに、見殺しにも出来ない」 「会えないのか?」 「別のところに閉じ込められているらしいの」 キヨミズは剣を下ろした。 「ユリ、大丈夫だ。じっとしていてくれ。その手、後で手当してやる」 ユリは言う通り動かず、キヨミズをじっと見つめていた。 「お前の兄さん、なんて名だ?」
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