気まぐれ日記
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2009年01月06日(火) そろそろ、続きを

 待たせ過ぎですみません。
 冬はやっぱり鈍い。 
 寒いから。




 女主人メーに呼ばれ、三人は食堂のテーブルに着いた。
 「私も被害者の会の会員なのよ。娘が剣乙女でね。あっと言う間にツプーテに連れて行かれちゃった。でも、私は剣を手に出来ないからこうやって協力しているだけ」
 「そうなんだ......」
 「だから、こうやって協力しているの。さ、食べて」
 テーブルには質素な料理が並んでいる。しかし、量がたくさんあり、美味しそうな匂いが立ちこめていた。温かな具沢山のシチューを口にする。
 「うまい」
 「当たり前よ」
 「すごく、美味しいです」
 と、キッカ。
 「お嬢ちゃんは食べないの?」
 ここへ来るまでふさぎ込んでいたヒナにメーは声をかけた。
 「ああ、ここへ来る途中なんだけど......」
 カスガは女主人に飲まれた剣乙女たちのことを話した。
 「へえ、ミカサ君がね......」
 ヒナは直接、死んだ剣乙女を見たわけじゃなかったが、その断末魔は耳にしていた。
 「そっか、怖い思いをしたのね」
 メーはヒナを抱きしめた。
 「でもね、食べなきゃあなたが死んじゃうわ」
 「死にたくない」
 「大丈夫、死なないわ。私たちが死なせないもの。ヒナは何が好きなのかな? シチューは好き?」
 「うん」
 「じゃあ、食べようか」
 メーはヒナを放し、スプーンを持たせた。
 「熱いから、冷ましてあげるね」
 スプーンですくい取り、息を吹きかける。
 「あのね、ヒナ、人参はきらい」
 「好き嫌いは駄目!」
 メーはむりやりヒナの口にスプーンを押し込んだ。
 
 


草うららか |MAIL

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