|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
始めようと思います。 カスガにとって、良かったと思っている。 喫茶店のケーキを美味しそうに頬張るキッカ、おずおずと将来について語るキッカ、これから長い付き合いになる彼女なのだから、知っていてもいいことだと思った。知り得る機会があって良かった。レンは口先だけではないということも分かる。キッカが話しやすいように言葉を投げかけた。 「あなた、幸せね。とても信頼されているようね。あなたは彼女の期待に応えてあげてね」 レンはにこやかに言った。そして、カスガにも質問を投げかけた。 これからどうするつもりか、キッカとどのように過ごすつもりか。それらを答えて、キッカを安心させる事が出来たらしい。彼女は前よりも笑顔を見せていた。 宿に戻るとレンが言ったようにミカサは部屋で寝ていた。 「兄さん放っておいて夕食を食べにいきましょ」 レンは二人を誘う。お得意の「お財布にやさしい」お店へ案内してくれる。少しばかり俗世的な店だった。 「ここで踊りを踊れば半額なのよ」 そう言ってレンは舞台に上がった。旅をしている割には派手な衣装はここで発揮された。彼女が舞台に上がると音楽が変わり、他の客たちが口笛を吹いたり拍手がわき起こった。 彼女が叫んだ。 「今宵はラッキー! 舞姫レンのショーダンスを楽しんでね!」 そして彼女は踊り始めた。
|