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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
ってくらい吹雪。積雪。 古着屋の後は喫茶店に入る。こちらもレンご推薦の安い喫茶店だという。入った途端、甘い匂いが漂っていた。カスガはそれが苦手だった。 「ここのケーキは安くて美味しいのよ。カスガ君は甘いの苦手だからソルトサブレでも食べているといいわ」 レンが勝手に適当に注文してしまう。 「キッカちゃんは何が好きなのかな?」 「私は......特に、何も」 「じゃあ、ここのケーキ好きになるといいわ」 レンは二人を見る。特に会話もなく、お互い遠慮しているように見える。レンはこほんと咳払いをして言った。 「お二人さん、もしかしてまだ出会ってそれほど経ってないようね。お互い、まだ何も知らないっていう感じがするわ。この際、私が仲人になってあげるわ。うん、それいい考えかも」 レンはにやにやと笑う。 「よしっ、じゃあ、まず自己紹介から! それから出身地、好きなもの......好きな事でもいいわ。嫌いなもの、えーと、それから、そうねこれからどうしたいか、とか話し合う! じゃあ、まず、カスガ君から!」 レンは元気良くカスガを指差した。
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