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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
小説ってやっぱり面白い時がある。全部が全部読んでいるわけじゃないので、面白いのを逃しているときもあるかもしれないけれど、 「何、そんな顔してんの?」 ベグゼッドが声をかける。手にした皿には多量の料理が盛られていた。 「だって、寂しくなるじゃないかよ」 「違うよ。日常に戻るだけだ」 ベグゼッドはきっぱりと言った。 「だけど、日常の中に楽しみが増えるだけだよ」 「楽しみ?」 「またさ、すぐ会えるよ。俺、カシスに会えるの楽しみにしてる」 カシスが笑った。 「何が可笑しいんだ?」 「ううん、俺も、楽しみにしてるよ」 そこに急に声が聞こえて来た。 『残念ながら、日常は戻らないわ』 声の主はオフィーリス。逆さまになってベグゼッドの前に現れた。 「ベグゼッド、久しぶり」 「オフィーリス、どこに行っていたの?」 「ちょっと、この世界をあちこち」 「日常が戻らないって、どういうこと?」 「魔界から、魔族たちが多量にこの世界に入ったの。もう、時間が動き出して止る事は無いわ」 「時間......」 「だから、人間は魔族によって脅かされる。あなたには罪があるわ。いつか、受けなくてはならない罪。ごめんなさい、私にはあなたを守る事が出来ないかもしれないけれど」 「オフィーリス、俺はね、後悔なんかしてないし、罪も受け入れられると思う」 「そう、強い子ね」 オフィーリスはそうして、去って行った。 『さよなら、ベグゼッド。また、会いましょうね』 翌日、サミクラスとオリオが旅立ち、他の兄弟たちもそれぞれ好きなように旅立った。ベグゼッドもフォーランズへ帰って行った。残ったのはハイネーケとカシス、国王だった。 グオンはしばらくトレンシアで暮らす事になり、オリオとともに向かった。 「姉上は?」 船に乗る時になってバネッタがいない事に気づき、父王に尋ねた。 「アレなら、サミクラスと行ったよ。あのバカ娘め」 と、ため息まじりでフォーランズ王は答えた。
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