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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
「ざーざー降る」と言って、作家のお父さんに怒られて「本当にそうか確かめてこい!」と雨が降る外に出されたことがある作家さんがいらしたそうです。 その夜も三人の王は宴会だった。コンファイア王は、子供が増えたと喜んでいた。 「帰ったら妻が喜ぶだろう」 そう、漏らしていた。 「しかし、あのじゃじゃ馬の跳ねっ返りだ。返って迷惑になるかもしれん」 フォーランズ王の声は沈んでいた。既に娘を手放した気でいて、寂しそうだった。 「儂はあの二人の子供が怖い」 「それでも、私らの孫だ。かわいいだろう」 「全くだ」 三人は笑い合った。 最終的に、カシスとの決着は一瞬で勝負がついてしまった。彼曰く、「本当は長引かせて楽しもうと思っていたけど、面倒になった」と一瞬であしらった。 カシスは当然怒ったが、自分の腕の未熟さに嘆いていた。 「カシスは充分よくやったと思うよ。兄さんが時間掛けて相手しようと思っていたんだし」 うなだれている弟をオリオが宥めた。 「ほら、カシス。しばらく僕も留守にするから、送迎会してくれよ」 その日も様々な料理がテーブルにたくさん並んでいた。滅多に連日で贅沢することがない。明日になれば、兄弟たちはそれぞれまた旅立ち、国王は帰って行き、ベグゼッドも戻らなければならない。 やっぱり、カシスはうなだれた。
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