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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
とりあえず、見逃してください。 「うーん、まいったなぁ。傷は付けたくないし......」 バネッタの剣を避けながらサミクラスは考えていた。その考えていることがバネッタに丸聞こえだったが彼女は無視した。 「どうした? 私が欲しいのではないのか?」 「そりゃ、欲しいさ。こんないい女、滅多にお目にかかれないからな!」 サミクラスが踏み出した剣を裂け、代わりに彼女の懐に入る。そして、持っている剣を打った。剣が吹き飛び、離れたところに刺さる。 「怪我、ないよな?」 「......」 バネッタは呆然とした。 それから、くくっと笑いを漏らした。 「私の負けだ。このバネッタ=ワーズ=フォーランズをくれてやろう」 「やったぁ!」 サミクラスがバネッタを抱き上げた。 「そんなわけで、結婚式だ。親父!」 「このバカ息子!」 ビアソーイダ王が叫んだ。
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