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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
来週が予定あるんすよ。金使いたくないんすよ。 サミクラスはそこから逃げ出そうとしていた。急に身体に力が入るようになった。剣を抜き、その空間を切り裂く。 「おっ!」 そこにはハイネーケとヘネシーがいた。 「ハイネに美人さんか。ということは、元の世界に戻れたってことか?」 よくわからなかったがサミクラスにも自分が閉じ込められていた場所が尋常ではないことを分かっていた。 「知り合いか?」 ヘネシーがハイネーケに尋ねる。 「はい、一番上のお兄様です」 「なるほど、あれがかの有名なサミクラスなのか」 「有名かどうか知りませんが......」 そこへグオンがドアを開けた。半ばベグゼッドを引きずってカシスが叫ぶ。 「皆、こんなところもう出るぞ!」 「なんだよ、もしかして全部終わったのか?」 「まあね、さっさと出るよ」 「ヘネシー王女まで、来られたんですね」 と、グオン。その肩に母をおぶっていた。 「ああ、無論、弟が心配だったからだ」 「おい、カシス、ベグゼッド貸せ」 「はいよ、兄貴」 カシスからサミクラスにベグゼッドが渡される。 「俺は物かよ!」 しかしまだ走る気力の無いベグゼッドはそれ以上反論も攻撃もしない。 「お前が前走れよ」 「わかった。でも、俺出口わかんね」 「お前の勘なら大丈夫だ!」 「そんなの信用出来るか! 俺が教える」 グオンは母親を背負いながら足を速めた。
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