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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
行事食、やっとオワタ! いい加減、キレるかと思った。 ベグゼッドが連れてこられた部屋は薄暗い部屋だった。淡く光る透明で人がすっぽり入る大きな硝子の筒に何かの液体が入っているのだけは確認出来る。 「あなたはよくやってくれたよ。まさか遺産を使ってしまうとはね」 「遺産?」 答えずフリエルが筒の裏から現れた。手を伸ばしベグゼッドの髪を掴むと、もう片方の手に握られたナイフで切り取った。 「きれいな赤毛ですね」 それを紐で束ねて封筒に入れる。 「何するんだ」 「これをお父上に届けておきます。亡くなったとお伝えしておきますよ」 「殺すのか?」 ならば、最初からそうしているはずだ、と思った。 「いいえ、殺してしまったら価値がない。この中で魔力をためてもらいます」 フリエルがその硝子の筒を差して言った。
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