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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
って、自分で言ってどうするんだ? レクイエムはじっとベグゼッドを見つめる。そして、当人が分からないと言う顔をしているので更に言った。 「その身体の異常な倦怠感を不思議に感じないのか? 人には過ぎた魔法だからしばらくは元に戻らないだろう。一体どこで手に入れたのかは分からないが、お前は蘇生魔法を使ったのだ。それも不完全なために、あのグオンという男は不死となってこの世に蘇った」 「そんな......でも、なんで?」 身に覚えのないことだった。口が勝手に呪文のような言葉を唱えた。 「さあな。とにかく、お前とは話にならない。食べて休むといい」 食事を床に置いて消えて行った。 「ベグゼッド様......私には話がよく分からなかったのですが、グオン様は亡くなってしまわれたのですか?」 「うん」 「それをベグゼッド様が生き返らせたのですね」 「うん。でも、失敗だったらしい」 グオンが死んでも悲しむ気力も泣く気力もなかった。ハイネーケが泣いた。 「大丈夫です。グオン様は怒っていませんよ、きっと」 「ハイネが泣く事じゃないよ」 それでもハイネーケは泣き続けた。ベグゼッドの代わりに泣いていた。
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