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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
って、すぐ出ないのって普通だよね? オカルト研究部。岡崎良介を部長とし、中等部の東可奈と高山貴乃の二人の部員で構成されている。夏休み中の部活動はないが、たまに暇な時などは部室(とは言っても半分は資材置き場になっているが)を解放し、おのおの自由にやっている。こんな休み最中にここにくるのは良介くらいだった。それも、彼女であり剣道部の女主将である倉本綾名の部活帰りを待つ為にここで本を読むか宿題をやっているかだった。 「ちょっと、岡崎君!」 そんな部室に秋季はどかどかと入って来た。 「夏季ちゃんに何をしたの!?」 「はあ?」 教科書から目を上げて良介はわけもわからずきょとんと秋季を見た。 「また変な呪いの実験とかやってないでしょうね?」 「そんなことしてないよ。夏休み中は、可奈ちゃんも貴乃ちゃんもここには来ないし。僕一人じゃ実験なんてできないよ。で、夏季ちゃんがどうかしたの?」 「そ、そう大変なのよ! 夏季ちゃんが夏バテで寝込んじゃったの!」 良介が立ち上がった。 「なんだってー!? 中野家が夏バテで倒れるなんて!?」 その時、部活を終えて来た綾名が部室に入って来た。 「お待たせー、あれ? 中野さん、どうしたの?」 「く、倉本さん! 大変なの! うちの夏季ちゃんが、夏バテで寝込んだの!」 綾名のバックに雷が落ちる。もちろんエフェクト。 「そ、そんな! ば、馬鹿な! 中野家の住人がそんなことあるはずないわ!」 「私、もう、どうしたらいいかわからなくて......」 「とりあえず、お見舞いにでも行くか」 驚いてはいたものの、至って普通に良介は提案した。
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