|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
そろそろ携帯電話を替えないとやばいです。(バイブレーター機能がないため) 次の日も海は穏やかだった。 「今日もいい天気だな」 「そうだな」 カシスとの会話のネタもなくなるくらい退屈だった。しかし、サミクラスだけはそわそわと落ち着かない。部屋へ戻ったり甲板へ出たりと移動を繰り返していた。 「兄貴、なんかあるのか?」 そう尋ねられてもサミクラスは首を傾げるばかりだった。当人にもわかないらしい。剣の柄からあまり手を放そうとしない。 「しょうがねーな。ベグゼッド、一応用心しといた方がいいぜ。サミクラス兄の野生の勘は野生の動物以上だからな」 「ああ、うん」 サミクラス曰く、「風が吹くごとにピリピリしてならない」というらしい。今日の午後にはフォーランズに着くというのに昼からの向かい風で着かなかった。 「酷い風だ!」 「こんなの、初めてだ」 船員たちは文句を言い、それぞれ作業に当たっていた。危険ということで乗客は皆、部屋に入っていた。 「うわああああ!」 船員の一人が悲鳴を上げる。続けて他の船員たちも悲鳴を上げた。その悲鳴が聞こえる一瞬前にサミクラスが動いていた。 甲板に駆けつけたら、そこには巨大な鳥がいた。怪鳥が雄叫びのような鳴き声を放った。 「魔獣...... 」 サミクラスの後を追ったベグゼッドが呟く。 「魔獣だって?」 「わかんないけど、魔獣だって......」 「わかんないけどって、なんだよ?」 「何故だかわからないけど、頭に浮かんでくるんだ」
|