|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
アルミボール......只のアルミホイルを丸めて作った球。それを三個ほど排水溝の生ゴミが流れないようにするカゴに入れとくと、ぬめぬめにならないどころか、いつの間にかぬめぬめすら消える。いつの間にか母がやっていた伊東家の食卓的裏技。不思議。 外で朝食が済み、一度城へ戻った。 「お帰り」 人で賑わう城内も図書館の前はまばらだった。やはりオリオはそこに座っていた。今日は本だけではなく、カップも手にしていた。 「オリオ兄、やってるね」 「まあ、今日はね」 すでに椅子の下には数本の空瓶が転がっている。顔に酔ったふうはない。 「父上がお呼びだよ、カシス」 「親父が?」 「よくわからないけど、説教ではないさ。こんな祭りの日に」 カシスはオリオの前を通りドアを開けた。 「兄貴、なんか隠してるな」 「なんで?」 「酔えば隠しきれないんだよ、オリオ兄は」 ベグゼッドにはもちろんわからなかった。
|