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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
ノータイトルがタイトルってことで。 「軽いなー、育ちざかりはもっと食わねーと」 グリバッカスに比べたら、なんでも小さいだろう。 「でも、兄ちゃんがなんで? この祭りにはあんまり帰ってこないじゃないか」 「ああ、たまに気まぐれ起こしてもいいじゃねーの。それに、サミクラス兄貴も帰って来るんだろ?」 ベグゼッドを下ろす。 「たまには兄貴の相手をしないとな。強くなった気ばかりする。お前もちゃんと相手しろよ」 「俺は、同席断るからな」 と、ベグゼッドはすかさず言った。 夕方、夕飯前に二人は街の様子を見に外に出た。露店は店じまいの準備を行っていて、行き交う人々は家に向かっていた。早くも酒場で飲んでいる男たちもいた。どこからか食事を作るいい匂いが何処からか漂って来ている。 「こんないい天気になるなんて。はあ、今日ってなんなんだろうな」 カシスはそう呟いた。
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