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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
とうとう指くわえているの絶えられず、買ってしまったわ。 暗い通路をカンテラで照らしながら歩いていくと、扉があった。ドアノブに手をかけてまわす。鍵などは掛かってなく、すぐに開いた。 その先は程よく明るかった。 「本!?」 ベグゼッドが叫ぶ。そこは、小さな図書館だった。 「なんだ、ここ?」 カシスがあり得ないという表情でその部屋を見渡した。 ほぼ、正方形の部屋で出入り口以外は本棚に囲まれていた。中央には正方形のテーブルに椅子が四脚ある。ベグゼッドは天井をみた。シャンデリアのろうそくに灯がともっていた。 「誰かいるんだろうか?」 そう思いながら、本棚の一つを見る。見た事もない文字が書かれた背表紙だった。 「?」 その中の一冊を手に取り、開く。やはり見た事もない文字。だが、めくる手が止まらない。
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