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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
二日しか休まないうちに休日。シフト制ってこういうのが疲れる。 眠い目を堪えつつ、風呂に入り、髪も濡れたままベグゼッドは眠った。カシスも自室に戻る。明日は天気がいいと思っていたが、空を見ると雲が広がっていた。雨が降れば祭りは行われない。延期という形になる。それは構わなかったが、やはり待ち遠しい祭りだったのでカシスは眉を寄せた。それも一瞬で、彼もまた眠りについた。 翌朝は嵐だった。 「残念だ」 カシスは窓の外を見て呟く。雨が窓に当たり、パチパチと言わせていた。ベグゼッドの部屋を訪ねると、彼はまだ眠っていた。無理矢理起こすこともないので、そのまま食堂に向かう。朝食にも早いが、当番の料理人に何か飲み物を貰おうと思った。 「やあ、おはよう」 まだ若い料理人だった。ほぼ朝食担当でカシスは毎朝のように会っている。 「何か飲む? ミルクでいいかい?」 「うん」 料理人はカップにミルクを注いでテーブルに置く。 「残念だね」 祭りのことを言っていた。 「そうだな」 「まあ、楽しみが伸びただけだよ。それに、言うじゃないか?」 ビアソーイダ生まれならば誰でも知っていた。 「祭り当日の嵐は、何かがあるって」
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