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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
好き嫌いなくなんでも食べられます。お酒も多少飲みます。的な事を書いた。 鐘が鳴る。 陸が見えて来た合図だった。それを聞いてベグゼッドは甲板を出る。そこはすでに懐かしい陸を見ようと人が集まっていた。 「慌てんなよ、ベグゼッド。今度は嫌って言うほど陸にいられるんだぜ」 「うん、そうだね」 ビアソーイダはすぐそこまでだった。 ビアソーイダの港はにぎやかだった。ビアソーイダは中央に位置するだけに船の出入りが盛んだった。それ故に人の出入りも品物の輸入、輸出も多い。 陸に足が着くと、ベグゼッドは一気に力が抜けた。 「オフィーリス嬢はこれからどちらへ?」 「北の方へ」 「北ですか。お気をつけて」 「ありがとう。もう、船が出るらしいの」 「お見送りします。お前らはそこにいろよ」 「いいわ。見送られるとちょっと寂しいもの」 「そうですか」 グオンは少しがっくりしたような表情をしたが、一瞬で笑顔が戻る。 「いってらっしゃい。オフィーリス、またね」 「ええ、ベグゼッド。またね」 オフィーリスは人で賑わう中を一人入って行って、すぐにまぎれて見えなくなった。
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