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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
「やっぱり、そうなんだ」 オフィーリスはベグゼッドの手を取る。 「魔族なの。でもね、人を捜しにきたのは本当なのよ」 彼女の右頬と額に文様のようなものが浮かび上がる。その昔、強力な魔族に必ず浮かび上がるものだと言われたものだが、ベグゼッドは知らない。 「船酔い。少し楽にしてあげる。口止め料よ。私が魔族と言う事は口に出せなくなる」 「そんな事しなくても、誰にも言わないよ」 「どうかしら?」 「グオンの影響受けててね、女の人には忠実な方だよ」 「ふうん。ちょっと額を触らせてね」 一瞬楽になった。次の瞬間には吐き気は治まったが、まだ身体にはだるさが残った。 「どお? 少しだけ感覚を鈍らせたの」 「少し楽になったよ。ありがとう、オフィーリス」 「どういたしまして」
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