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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
四月にやること。 グオンとオフィーリスはゆっくり茶を飲みながら話をしていた。食堂は夜以外は解放されているので会話をする乗客もいる。しかし、菓子を食べるにも飽きたカシスは席を離れて甲板に出た。 行きの船でも見たが子供の退屈を紛らわす為に道化師が手品をやったりジャグラーを披露している。日陰では占いを生業としている旅人が婦人や娘を占っていた。 退屈だった。 手すりに肘をつき頬杖をついて海を眺める。見事なほど何もない。青い海、青い空、白い波。 しばらくぼんやりと眺めていた。 「こんなところにいた」 突然声を掛けられて驚く。オフィーリスだった。 「ベグゼッドのお見舞いに行くの。一緒に戻らない?」 彼女は笑顔で言った。
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