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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
二十分の余裕。十分早く出て二十分って......。 「おはよう。あら、ベグゼッドは?」 食堂は開いたばかりで空いていた。その一席にオフィーリスは一人座っていた。 「おはようございます。オフィーリス嬢」 「ベグゼッドなら船酔いしてるよ」 オフィーリスは相変わらず、黒のワンピース姿だった。 「そう。後でお見舞いに行ってもいいかしら」 「何にも面白くないと思うけど」 そう言ったカシスを押さえつけ、グオンが続ける。 「ぜひいらしてください。お茶を用意しますので」 「じゃあ、朝食の後で伺うわ」 パンと紅茶という簡素な食事でカシスは満足できず船に乗る前に買った菓子を食べた。 「紅茶のおかわりはいかがですか?」 支給人がテーブルを回り尋ねる。 「ええ、いただきます」 オフィーリスがカップを差し出した。
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