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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
まずは カシスには兄弟がいる。それも彼を入れて七人。 「じゃあ、そのお兄さんとは話が合うかも」 「そうかも。とにかく今それ読むのやめろよ。俺、どうしていいかわかんないからさ」 「カシス、お前は何か読みたい本はないの?」 「俺、字は苦手......」 「じゃあ、これだ」 ベグゼッドは本棚から薄い本を取り出す。 「ティママンの伝説を簡単にしたものだ。これなら読みやすいし」 「ティママンのことなら知ってるよ。オリオ、本好きな兄貴の名前だ、オリオ兄からよく聞かされた」 「改めて字を読むんだ。そうすると、また違った世界が分かる」 渋々それを受け取る。ベグゼッドはまた分厚い本の続きを読み始めた。
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