気まぐれ日記
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2008年02月29日(金) うるう年

 別に一日多いからって特にどうってことないじゃん。
 なんでか、昔は嫌いだった。(なんか半端な気がするから)
 でも、その一日で給料が違ったりする人も多くいるはず。
 やはり、人にとって時は金なりだ。




 埃まみれになった身体をまた温泉で流し、夜になってからもベグゼッドは温泉に入る。発光虫がゆらゆらと飛び交う姿を見て、不思議な幻想を見ている気持ちになった。
 上がってからぐっすりと眠り、翌朝城へ戻る。
 ちなみにグオンは夕食、次の日の昼食、夕食とそれぞれ女性従業員と仲良く食事していた。悪い癖と言いつつも、ある意味それがグオンの才能だとベグゼッドは認めた。
 帰りの馬車内は静かでフォーランズまでぐっすりと眠っていた。姉のバネッタでさえも時折うとうととしていた。

 翌日は、疲れも出て午前中はだらだらと過ごしていたが、午後からはベグゼッドは張りきって旅行の用意をする。
 鞄に着替えや身の回りのものを詰め込む。
 「こんな重い本なんか持っていくな」
 と、カシスには余計なものだとはじき出される。
 「まだ、全部読んでないんだよ」
 「今から読めよ。読み終われ」
 その分厚い本を持っていくのを諦め、カシスの言う通り読み始めた。
 「おい、本当に読むなよ」
 声をかけても聞こえているそぶりを見せない。
 「おい、ベグゼッド! おい!」
 やはり、反応無し。仕方がなく、肩を叩き、更にゆらした。
 「何だよ、いいところなのに」
 やっと気づいたそぶりでベグゼッドが言う。
 「なんだよ、お前、その本に取り憑かれてるのか?」
 「その言い方はやめて。ああ、ごめん。俺、本読むのが好きで、まあ、集中しちゃうとちょっとやそっとじゃあ動けなくなるんだ」
 「うちの兄ちゃんみたいだ」
 カシスはぼそっと呟いた。


草うららか |MAIL

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