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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
先日、鞄の中に半透明の米粒くらいの丸いものが散乱してた。 倒れた男の後ろから姿を現した。ベグゼッドと同じ歳くらいの少年だった。 「大丈夫? お姉さん」 鞘のままの剣で男を殴ったらしい。他の二人の男たちもかかって来た。 「姫さまー!」 バネッタを追いかけて来た警備兵が現れる。 「てい!」 チンピラ二人と警備兵を鞘のついたままの剣で殴り倒した。 「やるな」 「まあね」 「でも、これは違う。うちの警備兵だ」 「え? 警備兵? もしかして、フォーランズ王国の?」 少年の目が輝いた。 「お姉さん、もしかしなくても、お城の関係者?」 「そうだが?」 気絶した警備兵を担いでバネッタは言った。 「俺、これでもビアソーイダ島国の王子なんだけど、案内してくれない?」 「ああ、ちょうど良かった。お前を探していた。腹が減ってかなわない」 「え、マジで? 俺も腹が減ってさ」 「じゃあ、これを担いでくれ。もとはお前のせいだ」 「しゃーないな......」 少年は渋々警備兵を担ぎ、バネッタの後をついて行った。
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