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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
友人と旅行でもしようかという話をして結局日帰り旅行となった。 雷の妖精はへらへらと笑ってブロードたちに近づいた。 「おら、見ての通り雷だ。あの木にたまたま落ちたら剣にされちゃってよう、どうしようかと思っていたらお前たちが来て、そして赤帽子だろ? いいタイミングでアイツを剣に封じ込められたよ」 「呪いの剣って、皆、そうなのか?」 「そうね、大体妖精が剣になっているか、閉じ込められるかで。あの木はそうとう長い事生きているのね。私たちを簡単に剣にしちゃうなんて」 「お前に呪いが効かなくてよかったよ」 「そうね、人間にしては珍しいタイプよね。治癒魔法まで使えちゃうし」 「それにしても、この剣、赤帽子が入っても何も......うっ!」 ブロードが剣を投げだした。 「赤帽子ってくらいだから、血を求めているのかも」 「この姿となってもか? ひでえな」 「でも、きっとこれは、最凶、最悪の剣だよ」 「解呪も無理そうだね。でも、抑えることなら出来そう」 ブロードは鞄から長い布を取り出した。その布で剣を縛り、そのまま引っ張った。直接手で持たずに運ぶ。 「ねえ、その剣どうするの?」 「適当に処分するよ」 「お願い、その子を消さないでね」 「例え、人間を殺しておらたちに酷い事しても、それでもおら達妖精の仲間なんだよ」 「うん、わかってるよ」
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