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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
鼻水止まらない。 赤帽子は真夜中に現れる。 村長に甘いものを請求し続け、甘い物がなければ殺すと脅す。妖精はその外見からひ弱そう、小さい、頭が足りないように見えるが、ほとんどの種類の妖精はすべて人間を上回っている。少なくとも、この大陸の人間ならば知っていることだ。 「その子を使うの?」 土の妖精は尋ねる。 「うん。せっかくもらった物だしね。役に立つと思う。あの木も、赤帽子を懲らしめたいと思っているんじゃないかな」 「そうよね、そうよね」 「だけど、心配なのは」 「大丈夫。復讐して来るんじゃないかってことでしょ? 私が責任もって封じるわ」 「でもさ、大変でしょ」 「......うん」 「ひっ!」 ブロードが短い悲鳴を上げる。 「何よ、急に」 「剣が」 先ほどの剣が電気を走らせた。 「もしかして、この子」 「剣から出たがってるね」 「赤帽子をこれに入れるの?」 「すっごい呪いになりそうだね」 その時、多量の砂糖の前に、赤い帽子の妖精が現れた。少年のような姿は人間と間違えそうだが、その目は冷たく輝いていた。
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