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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
母がね、暇だからって友人たちに誘われてドライブに行きました。で、土産買って来てくれました。 「じゃ、早く治して!」 「ああ、行くよ」 ブロードが宙に文字を書いていく。それに魔力がこもり文字が意味となして魔法となる。それによって木は傷を塞ぎ、癒していく。 木がすっかり癒えた頃、ブロードは地面に腰を下ろしていた。 「人間だものね。そりゃ、疲れるよ」 「ご察し、ありがとう」 「無理しなくていいよ。私も元の姿に戻れたし、本来の力も使えるから。栄養のある果物とか木の実とってきてあげるよ」 「助かるよ」 「......あなた、とっても淡白なのね」 「よく言われる」 「私にはどうでもいいことだけどね。ありがとう、ブロード。木もお礼が言いたいって」 目の前の木が大きく揺らいだ。 ブロードの足下に剣が一振り落ちてくる。 「お礼だって」 「木が、剣を生み出すなんて......」 それを手に取ってみる。手に静電気が走るような感覚。呪われていた。 「あなた、解呪の魔法があるの?」 「生まれつき、ね」 「それ、雷の子がいるみたいね」 「そうだね」 とりあえず、受け取っておこうとブロードはそれを抱えた。
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