気まぐれ日記
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2004年01月20日(火) べちゃゆきは重い

 雪かきした。重い。水分吸った雪って重すぎ。

 宿屋を訪ねるとすぐ主人はそのウォンテッダーが泊まっている部屋に案内してくれた。そのウォンテッダーは眠っていた。起こしてももぞもぞとベッドで丸まっている。
 「おい、どうする? 夜行性だぜ」
 「そうみたいだのう。出直すか」
 たまにいる。夜にしか働かない夜盗専門などのウォンテッダーが。とりあえず、今は諦めて夜に出直すことにする。
 「それじゃ、もっといろいろ調べないとね」
 ルイが言った。この村には特にめぼしい名物はない、甘いものをたずねても村長の口からは「ない」と言われた。
 「そうだのう。手分けして……いや、皆で行くか」
 アニムが言う。手分けした方が早いが、この狭い村では大したことない。それに早く問題を解決したがっている村人たちはいやに協力的だ。だから、一人から聞けば皆が答えてくれるだろう。
 村人が集まると言う食堂で、三人はまた聞き込みを行う。案の定、皆が口々に答えてくれた。
 「ああ、最初はマックーさんのとこ馬のドーナが死んだんだ」
 「次にリアンさんとこのローデ。豚だ」
 「モスコミューのとこのヤギのライス」
 「スプーさんのとこの羊のカリン」
 「シノさんとこの牛、ドンコ」
 とりあえずバルクがメモする。
 おなかがすきそうと、ルイがつぶやいた。
 「死ぬ前とかに何か変わったことがあれば、知りたいのだが?」
 「そうだな……」
 「ああ、必ず、朝起きたときに死んでいる」
 「そいえば、そだな」
 つまり、夜から麻にかけて家畜は死んでいる。
 「よし、張り込んでみるか?」
 「まあ、そうだなあ」
 そうなると、宿に泊まっているウォンテッダーモ怪しくなるな、とアニムは胸中で思った。


草うららか |MAIL

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