明石家さんまが喋っていない時ってのは、「スティング」や「フィールド・オブ・ドリームス」を観ている時だけだろう。 (寝ている時でさえ寝言を言ってそうだし)
「構想」 耳の聞こえが悪い男は作曲家。 次第に聞こえが悪くなっていく。 もうすぐ聞こえなくなるのは自分でも分かっている。 「私はこれから最後の作品を作らねばならない。」 そう決意した男。 最後の作品にとりかかった彼。 創作過程の途中で耳が聞こえなくなり、それでも彼は作り続けていた。 ずっと泣き続けながら作っていた。 実はこの男、今まで本気で作曲というものと向き合った事が無かった。 もしこの世に神という存在がいるならば、神はその男に悪戯をしたのであった。 耳が聞こえなくなってからの自分を想像し、苦悩する男。 しかし、彼の耳が実際に全く聞こえなくなってから、意外な程に安らかな気持ちに浸る生活を送る事になる。 その<安らかな気持ち>というものはどんなものなのだろうか? 今まで気がつかなかったものに日々気が付いていく幸福な時が彼を包み込んでいる日々。 しかししかし、彼はまだ森の中を歩いているのに気付いていなかった。 そして、彼はお釈迦様の手と手の間に挟まれたのだった。 そして出来上がった作品はどうなったのだろうか? ―END―
「ビィローン」 ビィローン担当の役者、植松良祐(うえまつりょうすけ)。 ビィローンとは、はみ出しものの存在である。 基本的に、今回彼が出演する作品は、一着の服そのものが主人公であり、服の視点で話しは進んでいくのである。 因みにこの物語を発案した人は、お笑いコンビ<アップタウン>の不朽のコント作品<動物王国>からヒントを得ていた。 もっと詳しく言うなら、ビィローンとは、一着の服になぜかビィローンと付いているアクセサリー的なものである。 その服は青い色であり、そのビィローンは違う色である。 いや、ほんとは同じ青色なのであるのだが・・・ 最後に言っとくが、この物語は、ビィローンにまつわる御話である。
―本当のEND―
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