| 2001年09月16日(日) |
一通のメールに始まる宴 |
<前編>
昨日、SW君から一通のメールが届いた。
彼はP.M.8時過ぎに僕の家へ着いた。 僕がその時間くらいに来てねと言ったからだ。 SW君によると、今日はK田君も来るらしい。 K田君は、9時には来れるらしかった。 それまで、さんまと所さんのトーク番組を見て過ごした。
実を言うと、SW君は車で来た。 しかし、あいにく家の前には路上駐車出来るほどのスペースは無かった。 ということで・・・ 家の前を見渡せば、そこにはちょっとした畑が広がっていた。 それは、隣の家の人のものだった。 あぜ道を掻い潜り、その先徒歩1分もしない所には、行き止まりになっている道の端がある。 そこは、秘密の駐車場であった。 その場所の横には、一軒家が建っている。 近所にも、集合住宅よろしく仲良く小奇麗な家が建ち並んでいる。 この辺一体は、何を隠そういわゆる<モデル地区>なのであった。 そんな、日進市が力を入れて外見を整えた地域づくりされている場所とは無関係の、見渡せばちょっとした田舎の空気さえも感じられるような場所に、僕の家はあった。 そう、僕は、そんなモデル地区の目と鼻の先の場所に住んでいる。 とは言っても、一応同じ日進市ではあるが。 そんな、秘密の駐車場にSW君の車を紹介した。
K田君は、僕が家の車で迎えに行く事になった。 僕たちは、何事も無かったかのように、三人そろった。 実際はいろいろそれぞれにはあっただろう。 実際、僕にだって些細なことではあるが、毎日の生活を刻む中で感じる事はある。 無限にある。 まぁ、言い換えれば無いとも言える。 いつだって、そのどちらかだ。 無限大か、はたまた無か・・・
僕らは応接間でくつろいだ。 他愛のないことばかりに話は咲いた。 なぜか、僕に関する話へといつも傾いた。 僕はそれで良かった。 なぜそうなるか、重々承知しているからだ。 むしろ、滑稽なほどに的を得ている事ばかりが話題に上るので、それを切なくも楽しんでいた。
僕はMDラジカセを持ってきて、借りてきたCDをMDに落としたものを流していた。 一曲が終わるとしばらくの沈黙はあるものの、容赦なく次の曲がそれを静かに突き破っていった。 それが、しばらく繰り返されたいた。 一枚に入っていた曲が一通り終わると、僕はMDを入れ替えに腰を上げた。
ある時、「ナイナイサイズ」という番組を見ていた時の事。 僕は不思議な事に気が付いた。 矢部がボケているではないか! それも生き生きと。 そんなロケのVTRが流れる度、岡村は「なにしとんねん」という顔で見守っていた。 実際、岡村が突っ込んでいる時もあった。 岡村がボケて笑いをとるその姿に、矢部は今まで嫉妬していたのであろうか? そんな、他では見られないようなナイナイを発見した。
サークルKに買い出しに行き、再び僕らは今となっては思い出せないような事をくつろぎながら話していた。 そんな時、ふと新聞を見てみると、テレビ欄には二つの映画のタイトルが載っていた。 二つとも、深夜に放送されるものだった。 なんとなく気になって、その片方を録画する事に決めた。 その時、僕はまだこの先に起る不幸には気づくはずも無かった。(つづきは後編へ)
<いよいよ中編!>
その事件は、映画が終わった後、しばらく経った頃に発覚した。 最初に「変だな?」と思ったのは、映画を録り始めてまもなくの頃だった。 ビデオデッキの液晶の画面に映る数字がおかしな事になっているのである。
(回想) デッキに、真新しいテープを入れる。 そのテープで、7時から見ていたさんまと所さんのトーク番組を丸々それだけを録ろうと録画ボタンを押した。 そして、そのテープはその番組で一杯になった。
しかし、回想でそのトーク番組録ったテープを思い切って潰すことにし、その上から深夜にやる映画を録ることにした。 そして、少なくとも、こんな回想の通りに事を成したつもりだ。 でも、それは間違いだった。 僕は、ある点をすっかり忘却ていた。 9時から0時の間に、ある行動を起こしたことを・・・ 僕は、過去に録画したMステを、それもミスチルの出演した時のVTRを三人で見ていたのである。 そのことをすっかり忘れていた。 そして、あろうことかそのテープで深夜の映画を録画してしまったのである!
時間の流れどおりに記すなら、こういうことだ。 ・7時〜9時:トーク番組を録画しながら見る。(このテープは、トーク番組を録り終えた時点で、自動巻き戻しされるている。) ↓ ・9時過ぎ〜0時:Mステを鑑賞(見る前にさっきのテープを出し、Mステを録ったテープに入れ替えていることになる) ↓ ・1時55分直前:テープが入っているのを確認し、録画ボタンを押す。(テープは頭にあると思っていたので、巻き戻しはせず。しかもテープは保存版的なミスチルの映ったテープ!)
すべては、テープを入れ替えていないことが原因だった。 しかしこんなミスにも、ひとつだけ不幸中の幸いというものがあった。 Mステを最後まで見てから停止させていたので、その続きから録画されたのである。 おかげで、肝心のMステは何とか無事であった。 が、その後に録画されていたものが何であったのか? 今となっては謎のままである。
<ついに、後編です。>
そんなハプニングもあったけれど、何とか自分の頭の中で整理でき、晴れて自由の身になった。(精神的に) とにかく、そんな事はもうどうでもよくなったのである。
僕たちは相変わらず身の回りのことについて、とりとめもなく雑談していた。 どんな事を話そうか?ということなどは思わずに、ある程度の間を割って出てくる会話の一つ一つは、まるでその辺りの空気をヒョイと掴み、それを口に入れてからすぐ煙のように吐き出したかのようなものであった。 それほど、なにも考えずに僕たちは話していたと思う。 また、TVがついていた時は主にスポーツニュース番組を流していたので、それについては特にK田君がある一種の感情を最大限に盛り上げていた。 もし彼のその時のエネルギーを特殊で機械的な道具に閉じ込められたとしたなら、きっとそのエネルギーでパンが五枚半は焼けていたと思う。
そして、人間には必ず睡魔に襲われる瞬間がやってくる。 必ずである。 人間は、主に夜に睡眠をとる習性の生き物だ。 夜は妖しくて神秘的だ。 全てのものを、闇の世界へと誘う。 どんなものをも、黒の一色に染め上げる。 その中に、数え切れないほどの小さな輝きを放つ星の大群と、たった一つの様々な表情をもつ月とだけが、色を持つ事が許される。 夜、僕たちが眠りについている間というものほど、そんな時の本当の世界ほど、気になるものはないかもしれない。 それについて、僕は一生知ることはない。 なにせ、眠っているのだから。 僕はただ、夢の世界へと。 あるいは、何も無い世界へと。 だから、知る事は何もない。 この世の本当の世界について。 きっと、闇に包まれた全てのものは、月と星とに照らされて、本当の姿をさらけ出しているのかもしれない。 だから、太陽のもとにはさらせない、妖しく神秘的な<何か>について、僕らは知る事はないだろう。 それは、月と数々の星たちが知っている。 そして、その変わりに僕らは夢を見る。 それは夜の退屈凌ぎといったところだろうか? 眠りについている間の、ちょっとしたお楽しみといったものなんだろうか?
<そして、面倒くさくなったので・・・(日記書くのが)>
今、僕は思い出しながらこれを打ってるんだけど、けっこうつらいものがある。 しかも、今回はこの日の日記(主に昨日の夜の日記だけど)を書いているのが二度目なのである。 最初書いた時、ちゃんと一通り書いて打ち終わったんだけど、何かの間違いでデータが消えてしまったのだ!(ガビーン!!だね、全く。) といういことで、この続きを思い出しながら気持ちに正直に書くのはもうしんどーいので、終わりを一言で結ばせていただきたいと思います。 たまにはグダグダでいかせて! (一応、今までの日記は本気で書いてるんで)
<15日〜今日にかけての日記、番外編>
あらゆる意味で、僕は自分に負けた。 いや、ただ一つの意味でかもしれない。 もう、何も考えたくない。 わ〜 に〜 のマークは・・・ ラコステです♪ (意味分からん)
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